最後はやはり、豊富な観光資源について触れて見たい。
先でも述べたように、このポンペイ島は海洋資源が豊富である。
南の島といえば常夏のギラギラな太陽を想像されるかもしれないが、実はそうではない。
非常に雨が多いのだ。
一日必ず何処かで雨が降っているという。
故に、豊富なミネラル分が海洋に流れ出し濃い魚影を作っている。当然透明度は落ちるが・・・
さてやはりダイビングについて触れたい。
ポンペイにおけるダイビングポイントは、珊瑚礁の島の性格からPASS(水路)もしくは WALL(珊瑚礁の壁面)がほとんどである。
昔から、ポンペイはブラックマンタを見ることができるということで有名であった。
それは今も続いている。
今回の訪問でも、12枚のマンタと遭遇したが、うち5枚がブラックマンタという高確率な遭遇である。
それ以外にも、バラクーダやギンガメアジの群れは当たり前に見ることができる。今回はグレイリーフシャークを多く見ることができた。
大物だけではなく実はマクロ系も面白い。
サイパンなどでは、グロットで35mオーバーでないと見ることができないヘルフリッチ(シコンハタタテハゼ)が25m位で見ることができた。
それもペアでだ。
ブルーマスクも今回始めてお目にかかった一種である。
それよりも自分にとって今回の目玉は、何と言ってもにニシキテグリだ。
詳しく走らないが、日本の近くでニシキテグリを見ることができるのはパラオが有名である。
パラオにいかないと見れないものだと思い込んでいた。
それがだ。
普通にいるのだ。
それも数多く!
何なんだここは!?
と感じた瞬間だ。
初心者でも4〜50分のダイビングで5個体くらいは充分確認できる。
それ位で普通にいるのだ。
ただ見つけるのは至難の技である。
エダ珊瑚に隠れるように生息しているため難しい。
それでも見つけることができる。
それだけの数がいる。
それを独占できる。
何とも至福の瞬間。我慢と根性は必要だが・・・
今回は、バラクーダのトルネードにも遭遇した。
バラクーダの渦巻きの中に入った。
360度どこを見てもバラクーダである。
今回はただダイビングを楽しむだけではなく、一応、ポイントとダイビングスタイルの確認も訪問の一つに入っていた。
より上級者向けではあるが、群れに遭遇する方法も確認できたように思う。
ダイビングサービスを運営するE氏は確信を持ったようだ。
ダイビングサービスをスタートさせて約一年。
最初の訪問は行き当たりばったりだったが、この一年で、潮の動きや特性をしっかりと掴まれたように実感した。
素晴らしい。
逆に言えば、どんな素晴らしい海でも、特性を知らなければその素晴らしさに出会うことは全くないということである。
E氏には感謝である。
さてダイビングはここまでとして、他の観光資源について触れて見たい
実は海でのコンテンツがもうふたつある。
一つはフィッシングである。
GTやカジキ狙いの訪問者が時々いるということだが、そんなに多くはない。
自分んも詳しくないので、フィッシングについては触れない。
もう一つがサーフィンなのだ。
これも自分はやらないのだが、サーファーからは、太平洋の聖地と言われてるらしい。
パルキルというポイントまで船で出て行き、環礁で波に乗る。
事実、今回宿泊したホテルもサーファー御用達のホテルのようで通路には多くのボードが置かれていて、朝はワックスを塗るサーファーの姿と目にした。
特に冬場は、驚くような波が立つようで、3ヶ月の長期滞在をしているサーファーもいるようだ。
ホテルの部屋には写真が掲げられていたが、すべてポンペイでの写真のようで、その波の凄さは尋常ではない。
日本人サーファーもぜひチャレンジして欲しいものだ。
実は海での楽しみはこれくらいだ。
島のすべてをマングローブで覆われているためビーチがない。
よって他のリゾート地にあるようなビーチで楽しむコンテンツは一切ない。
ここが、家族連れれなどを拒んでいる大きな要因でもある。
陸上に目を向けると、ナンマドール遺跡というのがある。
これは詳しくは調べてもらえば良いが、一見する価値は充分にある。
何とも南の島で海に面した神秘的な大きな遺跡である。
先にも書いたマングローブ林がすごい。
手つかずなだけあって、マングローブ林が陸地から数キロに渡って海に張り出している。
実際にボートで中に入り込んでみたが、カヤックなんかでお口に入り込んでいく感覚はちょっとした冒険心を目覚めさせるような感覚だ。
雨が多い分、川がいくつもあり、山から海が近いため、あちこち滝がある。
この滝巡りをするのも面白いのではないかと思う。
ケイプロの滝が有名であるが、その他原始林の中を進み滝に遭遇するなどワクワクドキドキものではないか!
あと忘れてはならないのが、島の象徴である、ソケーズロックと言われる、ものすごく大きな一枚岩
がある。
これも訪れることができるらしく実際に登って見るのも良いのではないか
本来もう少し楽しめるコンテンツはあるのかもしれないが、自分が認識するのは以上である。
以上のようにマニアックなコンテンツが多く、しかしそれをうまく組み合わせれば十分売りになる。
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