2013年2月27日水曜日

慣れって恐ろしい 水中で思う・・・

ダイビングを初めて、およそ15年になる。


初めてのダイビングの感想はココでは書かないでおく。怖かった記憶が残ってる・・・・

ただ、回数を重ね、なれてきた頃から、感動が前面に出てきた。

この辺は男性と女性の違いか? 女性は一発目に感動「お魚きれい〜!!」 男性は「ほー!」という感じか慎重のようだ

そして、感動が出てくる。

自分の場合は、魚に感動するより、地形や水中で数十分居てるダイビングというものそのものに感動したことを覚えている。

そして、人間はいかにちっぽけなものかと感じたものだ。

陸上では偉そうにすべてを知っているかのように振る舞う人間も、所詮、地球の多くを占める海の中のことは何も知らない。

知識はあっても、生活が出来ないのだから手中の現実を知る事なんて出来ない。人間にとっては、水中は宇宙と何も変わらない。

そんなことを考えながら潜っていた。

当然、陸上の現実を考えることなんて全くない。

現実逃避という言葉がピッタリとあう時間だ。

そこから数年は、そんな感覚に包まれながらダイビングを楽しんだ。

ところが、ふと、気がつけば、水中で気分が乗っていない自分がいる。

ダイビングに飽きてきたのかと感じたものだ。

そうではない。

水中で陸上の現実を考えているのだ。

「あー明日は、あの仕事のしないといけない」

「昨日の発現はどのように感じているだろうか?」

といった具合である。

それに気がついたとき、愕然としたものだ。

はじめた頃の感動はもう味わえないのか?

いろいろ考えたものだ。

ではなぜなのか?

結局は、水中に慣れ、ゆとりが出てきたというのが答えだ。

慣れてしまえば、もう最初の自分に戻れない。初心者のことの感動はもう味わえない。

今の現状でも、感動できるフィールドを求め続けるしかない。

これも成長か・・・・・

慣れって怖い・・・・








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